しばらく子育て関連の話は書いていませんでしたね。
正直、毎日、悩みながら、間違いながら

子育てしているので、
お話しできるようなまとまった主張にまでいたらないことが多いんです。
「まあ、私もできてないんですけど〜」みたいになっちゃうことばかりで

今日はちょっと思うところがあったので「子どもの習い事」について書いてみたいと思います。
最初にお願いしておきますが、早期教育、早期の習い事批判になりそうですので、
嫌だなと思う方は以下、読まないで下さい。その点、よろしくお願いします。
うちの2年生の娘は今、三つの習い事をしています。
合気道とピアノともう一つ芸術関連のもの。
(芸術関連って何?とわかりにくい話ですが、特定されると私も困るので
そこは事情をお察しくださいね)
どれも小学校に上がってから始めました。
もちろん、自分からやりたいと言ったものだけ。
合気道は運動不足の解消も兼ねてだし、その他のものは本人がすごく好きだからなんですが、
先日、保育園(子どもたちは今も土曜日や夏休みに、さくらさくらんぼ保育の園に学童保育で通っています)の学童の先生から、「低学年から習い事が多すぎる!」とダメ出しされました。
ええ〜、小学生になったらいいんじゃないの?と驚いたのですが、
さくらさくらんぼ保育の創設者・故斎藤公子先生によると
「習い事は8歳の8月くらいからがいい」とおっしゃっていたそうです。
確かに保育園では身体を十分に作り、手足の指先までしっかり使い切ってから、
その先の小学校での学習につなげることが大切と、ことあるごとに言い聞かされていましたので、
卒園までは習い事や早期教育はしないように意識してはいましたが、
習い事が8歳の8月から!とは、初めて知って衝撃でした。
小学校の生活サイクルに十分慣れてからというのが理由のようです。
よく「習い事は6歳の6月から」というのは聞きますよね。
それ以上に遅い!さすが斎藤公子先生です。
子どもをよく見ている!
実は娘の習い事の様子を見ていて、やっぱりちょっと早かったかなと思うところがあったからなんです。
それは、上記の三つの中の「ある芸術関連の習い事」です。
ピアノのように個人レッスンではなく、団体として行なうもので、
年に何度も舞台で発表があります。
3、4歳くらいから高校生まで在籍していますが、
活躍の中心は小学校高学年から中学・高校生。
普段の練習は小さい子たちのクラスと上級生のクラスとに分かれていますが、
リハーサルや舞台の上では、当たり前ですが、メインの上級生中心に動いていくので、
とにかく小さい子たちの待ち時間と拘束時間が長いのです。
小さければ小さいほど出番は少なく待ちが多いことになります。
なので、幼児クラスの親御さんは毎回大変です。
ぐずる子を慰め、走り回りたがる子をじっと舞台の裾で大人しく待たせなければなりません。
あげく、本番の時には疲れて舞台に出てもボーっと立っているだけ、
ひどい時には寝てしまう子までいます。
さくらさくらんぼ保育の保育園では、一番小さい子の生活リズムほど大切にしなければならない
と言われてきたので、わずか4歳の子がお昼寝もなく朝からリハーサルや本番の舞台に入り、
中高生と同じスケジュールで動くことにかなり衝撃を受けました。
きっとわが保育園の先生が見ていたら、
「お昼寝もさせずに何時間も待たせてぐずるのは当たり前。
こんな習い事は百害あって一利なし!」と一喝しそうです。
さすがに小学二年生の娘は、待つことも、舞台をそつなくこなすこともできますが、
「これをやることは大好きだけど、なんでこんなに舞台ばっかりなの?待ってばかりでしんどい」と一言。
これ、子どもの正直な感想なんだと思います。
こんなシステムなら4年生くらいから入れても良かったなあとちょっと後悔しています。
そういえば私の小学生時代を振り返ってみれば、
野球少年団やサッカー、バレーといった団体もほとんどは4年生で募集があって、
まれに3年生から入っている子がいたくらいです。
チームプレーに限って言えばそのくらいで十分なんじゃないでしょうか。
もちろん、こちらの先生方は皆すばらしく、
その芸術に関してはとてもいい指導はされていると思いますし、
舞台もすばらしい出来です。
でも小学3、4年生くらいからで十分だと思うんです。
せめて小学生に上がってからの募集でいいのにと、勝手ながら思ってしまいました。
でも、早くに集めておかないとという主宰側の事情もいろいろあるのでしょうね。
なかなか難しいところです。
というわけで、「習い事は8歳の8月から!」という斎藤公子先生の言葉が
身にしみて腑に落ちたということなんです。