子どももとても楽しみにしていて、
家でダンスの練習を見せてくれたりしていたんですが、
先週の月曜日から熱が上がったり下がったりが続いていました。
土曜日の運動会の朝、やっと平熱に。
元気そうだったので、「運動会、どうしようか」と子どもに相談しました。
「熱が下がったばかりだから、あまり無理はできないかもしれないね」とも付け加えました。
すると、子どもは自分で考えて
「綱引きとダンスと応援合戦には出たい。お弁当も友達とみんなで食べたい」
と決めました。
そして、午前中のその3種目を元気にやり終え、お弁当を食べて帰路につきました。
その時、かなり元気そうだったし、せっかくの運動会なんだから、
午後のリレーも走りたければ走れるかもと思って、親の私の方が欲を出して
「午後も出たかったら、出てもいいよ」と聞いてしまったのですが、
「ううん、いい。赤白どっちが勝ったかも後で教えてもらうし」と、
まったく満足、やり終えたという感じで、
子どもの中ではすっきりと完結していたようでした。
ああ、全てに参加できなくても、子どもの中で満たされたなら
それで十分なんだと気づきました。
そして、子どもはちゃんと冷静に自分の体調とやりたいことのバランスをとって
判断できているんだと分かりました。
そこを信頼してあげさえすればいいんだなと。
「運動会なんだからリレーに出たいに違いない」というのは、
まったくいらない親の欲や期待なんだなと、気づいたのでした。
