絵本作家の中で、誰が好きかと問われると、私はこの人の名前を必ず挙げます。
ピータースピア。
とにかく絵が細かい。絵で語る人です。
「あめ、雨」とか、文字のない作品もある。
「クリスマス!」も確か文字がなかったと思うけど、クリスマスまでの高揚感とクリスマスのあとの現実(捨てられた大量のもみの木が描かれていたり)を、丁寧に描写しています。
子どもたちは「たかいひくい、はやいおそい」とか「サーカス!」が好きでした。
上の子は小学生になったし、そろそろこの「せかいのひとびと」も理解できるかなーと思って、図書館で借りて来ました。
予想的中。何度も読みたがります。
世界の一人一人が違っていて、違っているからいいんだよというメッセージを丁寧に伝えてくれる本です。