2009年05月24日

さくらさくらんぼ保育って?

砂場で山づくり.jpg


 我が家の子ども達が通っている保育園の園庭です。子ども達の遊びは豪快。いつも泥だらけです。園庭の木は登り放題、大きな砂場では巨大な山作り、水を豊富に使っての川作り。遊具はお父さんたちの日曜大工で作ったものがほとんどです。敷地は田舎なので田んぼを含めると千坪。草刈りだけでも大変ですが(もちろん父母が刈ります)、子ども達はのびのび野山をかけ回って遊んでいます。

 「さくらさくらんぼ保育」。シュタイナー教育やモンテッソーリは知っていても、この保育のことは全く知りませんでした。たまたま通える範囲にこの保育園を見つけ、通い始めてから、この園が「さくらさくらんぼ保育」という保育の実践園だと知りました。「さくらさくらんぼ保育」は50年ほど前に、斎藤公子氏が創設した保育理論のことです。現在ではこの保育を取り入れた園が全国に百カ所以上もあり、ネットで調べてみると、保育の世界ではかなり熱い支持があり、有名なようなのです。斎藤氏は学者でも医者でもないのですが、長年の保育の中で子ども達を観察することによって、脳科学者に支持されるような発達理論を構築されています。
 ここに入園している乳児達の生活ぶりには本当に度肝を抜かれました。部屋の段差なんて何のその、外と中を自由に行き来し、田んぼ脇の斜面までハイハイでのぼっているのです。板を渡しただけの物見台にだってスタスタ。砂場ではまだハイハイもしない赤ちゃんが豪快な泥んこ遊び。ショックでした。これまでの我が家の赤ちゃん生活がいかに窮屈なものだったかが、よくよく観察していくうちに分かってきました。
 園では、歩かない赤ちゃんをベビーカーや台車に乗せて散歩に行くことはありません。起きている時は床にゴロン(もちろんバウンサーもベビーベッドもありません)。そして質の良い木のおもちゃを少し。赤ちゃんは興味のある方向に自分で向いたり、這ったり。もう少し大きくなるとゴザを敷いて砂場にゴロン。砂を掴んで遊んでいました。ハイハイのころになると、幅の広い板を戸口の所に立てかけてあり、その斜面をハイハイして自由に外に出たり入ったりしていました。「自主性を育てる」「子どもに意欲を持たせる」とはこういうことだったのかと、思い知らされました。
 思えば、私がやってきたことといえば、まだ赤ちゃんだからと、いかに子どもの意志を尊重せず、「はい散歩しましょうね」「はい遊具で遊びましょうね」「はい絵を描きましょうね」と、親の思うことばかりをさせようとしていたのでしょう。これでは子どももの意欲も育たなかったはずだなあと今になって思うのです。

 「さくらさくらんぼ保育」の全国の実施園については以下のサイトを参照して下さい。
保育カレンダーのサイト(ここに載っていない園も他にたくさんありますので興味のある方は問い合わせてみるとよいと思います)
http://www.hoiku-c.net/

本家本元のさくら保育園さくらんぼ保育園のサイト(埼玉県深谷にあります)
(検索してみてくださいね)

さくらさくらんぼ保育系列の保育園リストが掲載された本が2009年9月に出ました!
チルチンびとKIDS「保育園へ行こう!」(風土社)です。
興味のある方はぜひご一読下さい。
posted by シンドウヨシコ at 09:05| さくらさくらんぼ保育って? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする