2015年02月19日

陶芸家・千田稚子さんとのコラボ〜「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展に向けて 3〜

「くいしん坊が器を作ってます♪」
今回の展示会でコラボをして下さる、
陶芸家・千田稚子(せんだわかこ)さんの口癖。

千田さんは無類の美味しいもの好きなのです。
そこで、最初の毛刈りの時に「美味しいチーズが食べられるらしいから」と
無理矢理カメラマンにスカウトして付いて来てもらっちゃいました。
そしてそのご縁で強引に展示会にも協力してもらうことにあせあせ(飛び散る汗)
会場には人気の陶製フライパンやスープ皿、カップ、ポットなどが並びます。
忙しいのにいつも快く引き受けて下さる千田さんに感謝です。

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自作のフライパンを使ってのお料理を紹介する小冊子も作られていて、
これが絶品ばかり!

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そしてなんと!今回の展示会のオープン企画では、
千田さんにチーズ料理までお願いしてしまいました!!!
(陶芸家でありながら、写真も料理もプロの腕前。なんて器用な方なんでしょう)
千田さんのお手製のパスタやデザートが並びます。こんな機会は滅多にないです。

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ご予約は明日まで。このブログをタイミング良く見られた方はラッキーです♪

ちなみに千田さんのHPと、
千田さんを取材して連載されていたサイトがありますので、
どちらもリンクを貼っておきますね。


「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展
2015.2.25~3.8(お休み2/27,3/2,6、私の在廊日2/25,28,3/1)
営業時間13時〜18時
円山ステッチ(岡山市中区834−1)086-238-7582

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2015年02月17日

竹内さんの牧場作り〜「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展に向けて 3〜

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蒜山高原といえば、このジャージー牛の放牧風景ですね。
竹内さんの牧場はここからもう少し上蒜山の山裾に寄ったところにあります。

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広さは2ヘクタールほど。
15年ほど前からお父さまが少しづつ道を作っていたところに、
4年前からひつじを飼うために本格的に木を切ったり草を刈ったりし始めたそうです。

最も難しかったのは草作りでした。
牧草の種を播いてもうまくいかないので、
今はできるだけ自然の野草を生やすようにしているそうです。
もちろん、農薬は使用せず、羊や山羊たちの糞を有機肥料として使っています。
「はじめは牧場内に草がなく柵も弱かったためよく羊が逃げ出して困りました。
今でも牧草はまだまだとても苦労しています」と竹内さん。
自然栽培での牧草作りには、安定するまで10年ともいわれているそうです。
それでも「自然の優しい味わい、自然の菌を生かすためには
自然のものを食べさせる方向に向かいたいと思っています」と抱負を語って下さいました。

そんな竹内さんの牧場生活は毎日大忙しです。
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朝晩二回の搾乳と餌やりに加えて、
チーズ作りが週3日、カフェの営業が週3日入ります。
どの日も就寝は午前零時ごろになるのだとか。
カフェの営業がない冬場も、牧場の柵の整備や羊の出産などで仕事は尽きません。

「彼女(羊)たちの生活がそのままにミルクになって現れます。
すべてが繋がっていると日々、実感しています」と竹内さん。
自然と調和していける暮らしを目指しています。

「チーズも同じです。イタリアでの伝統的なチーズは、
ただそこで保存のために、楽しむために作られていました。
とてもシンプルなのだけどその後ろには
長い時間をかけて培ってきた自然との調和がある。
そういうものを作りたいと思っています」

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竹内雄一郎さんと奈緒子さん夫妻


次回はチビちゃんの羊毛を使った布作りについてです。

「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展
2015.2.25~3.8(お休み2/27,3/2,6、私の在廊日2/25,28,3/1)
営業時間13時〜18時
円山ステッチ(岡山市中区834−1)086-238-7582

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2015年02月16日

竹内さん夫妻の秘蔵っ子「チビちゃん」の羊毛〜「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展に向けて 2〜

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竹内さんの牧場の羊は現在5頭。
品種はオランダ原産のフライスランドという乳用種です。
山羊に近い体型で、他の羊に比べてお乳が大きいのだそうです。

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乳用種といっても羊の絶対数が少ない国内での繁殖には
他の品種を掛け合わせていかなければならないので、
純血種ではなく、羊毛も一頭一頭が個性豊かです。
ツンツンするくらい固い毛(ケンプといいいます)が
たくさん交じっている毛もあれば、
マフラーに使っても大丈夫そうな柔らかい毛もあり、
びっくりするくらい、見た目も肌触りも違うんです。

今回、ホームスパンに使わせてもらうための羊毛を
毛刈りさせてもらいに伺った時、
最も柔らかくて織物に向いていそうだったのは「チビちゃん」の毛でした。

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もともと乳用種はお乳に栄養が行ってしまうため、
毛質が落ちてしまうこともあるのですが、
3歳のチビちゃんはもともと毛用種の血が濃く出た羊だったのに加えて、
初産の今年、早くから乳房炎になってしまいお乳を出すのをやめてしまったため、
良い毛質のまま毛刈りができたようです。

それにチビちゃんは、母羊が育児放棄してしてしまったために、
竹内さん夫妻が母親代わりになってミルクをあげて育てた羊。
一番なついていて、今もそばに行くと、顔をスリスリしてきたり、
小屋から帰ろうとすると車に飛び乗って来たりすることもあるのだとか。
「『いつもきれいにしときなよ』と、いつもゴミをとってやるようにしていたので、
彼女はこれが大好きでわざわざ頭の周りに草をつけてきて
とってほしそうにするんですよ」と竹内さん。

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確かにチビちゃんの毛は他の羊に比べて、
ゴミが少なくとってもきれいでした。
「人が育てたので、初めは人といる方が好きで
羊の和の中になかなか入っていけなかったんです。
そのため少し内向的で外に出ていきたがらない性格となって、
群れの中でもいつも最後尾に近いところにいて、
できるかぎり小屋でゆっくりするのが好きなんです。
だから汚れにくかったのかな」と竹内さん。
我が子のように温かい眼差しを向ける姿が目に浮かびます。

今回はこのチビちゃんの毛をマフラーとコースターに使わせて頂きました。
ぜひ竹内さんの温かな牧場に育った羊、チビちゃんの羊毛を見に来て下さいね。

「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展
2015.2.25~3.8(お休み2/27,3/2,6、私の在廊日2/25,28,3/1)
営業時間13時〜18時
円山ステッチ(岡山市中区834−1)086-238-7582
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連載、次回は竹内さんの牧場作りについてもう少し触れたいと思います。
posted by シンドウヨシコ at 11:43| Comment(0) | 展示会つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

チーズ職人・竹内雄一郎さん 〜「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展に向けて1〜

〜「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展に向けて1〜

連載初回はチーズ職人・竹内雄一郎さんの紹介です。

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竹内さんは、日本で唯一の羊のリコッタチーズの作り手。
正確にいうと羊と山羊の乳で作るリコッタです。
岡山県の北部、蒜山高原で羊と山羊を飼いながら、その乳でチーズを作り、
併設のカフェでピッツアやパスタ、デザートにして提供されています。

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リコッタチーズというのはチーズを作った後に残る乳精(ホエー)にミルクと塩を足し加熱して固まったものをザルでふわっとすくい上げたもの。日本のおぼろ豆腐みたいな感じといえば、分かるでしょうか。
正式にはリコッタフレスカ。イタリアではこれを羊と山羊のミルクで作るんだそうです。
牛乳のリコッタと比べて、独特の風味とコク、甘みがありました。

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この羊と山羊のリコッタに魅せられて、チーズ職人になった竹内さん。
イタリアの修行時代と同じ製法で作っているそうです。

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羊の飼育を始めて今年で5年。少しずつ飼育数を増やし、昨年からやっとリコッタが作れるくらいの乳量が絞れるようになったそうです。
それでも羊5頭・山羊5頭で採れるミルクは1日15リットル。
製品のリコッタにするとまだ6個程度と貴重です。

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次回はメインの羊ちゃんたちから紹介をしましょう。

posted by シンドウヨシコ at 13:11| Comment(0) | 展示会つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月03日

「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展を開催します♪

温めてきた企画展がやっと開催できる事になりました!

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「蒜山物語 ホームスパンとおいしい時間」展
2015.2.25~3.8
円山ステッチ(岡山市中区834−1)086-238-7582

岡山県北部の蒜山高原で羊を飼いながら
その羊乳を使ってリコッタチーズを作られている
竹内雄一郎さんとのコラボ展です。

春に毛刈りにお邪魔し、夏に糸紡ぎにお邪魔して
竹内さんご夫妻が育てた愛羊チビちゃんとペコちゃんの毛を頂いて、
マフラーとコースター類に仕上げました。

ホームスパンを始めてからずっと願ってきたのが、
すべての行程を見つめた仕事をしてみたいというものでした。
これまでは刈り取った毛を買うところから始まるものでした。
今回は違います。
羊が育って来た土地と人に会い、毛刈りをさせてもらい、その場でゴミを取り除き、
手洗いし、身近な草木で染め、紡ぎ、織り上げるまで、全てにわたって携わることができました。

展示会では竹内さんのチーズとともに、
今回、撮影を担当して下さり蒜山に同行して頂いた友人の陶芸家・千田稚子さんが、
コースターやポットマットに合わせた器を出品して下さいます!
陶器のフライパンもチーズ料理に合わせて作って下さっています。
こちらも楽しみですよ。

これから少しずつ、蒜山物語の詳細をブログにて紹介して行きたいと思います♪

また、こちらのDMがほしい方がいらっしゃいましたら、問い合わせ欄からメール頂ければ、
お送りいたします。どうぞよろしくお願いいたします。


posted by シンドウヨシコ at 11:10| Comment(0) | 展示会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする